「犬のおまわりさん」


♪迷子の迷子の子猫ちゃん、あなたのおうちはどこですかぁ〜 ♪
♪名前を聞いてもわからない、おうちを聞いてもわからない〜〜 ♪


という歌を幼稚園の時に習って歌ったことありますよね。

犬や猫が迷子になるなんて、童話の世界でしかないと思っていました。


今日、動物管理センターより、狂犬病予防注射の接種のお知らせと同時に
すべての飼い主は保健所に登録しなければいけない登録番号(犬鑑札)に必要な書類が送られて来ました。
私はこれを持って、動物病院に出かけ、狂犬病の接種を済ませ、注射済番号を書いてもらい帰ってきました。

注射済票が入っていた袋には、
「平成7年度以降、犬の登録は終世一回、狂犬病予防注射は毎年一回となりました。」
と書かれています。

犬の登録は終世一回なの?
ということは、この番号が、犬のIDということなのかしら。
ということは、この犬鑑札をつけていると、注射済票番号から自動的に登録番号がわかり、
誰の誰べえの犬であるか判明するということなのかしら。

私は毎年登録番号が変わると思っていましたから、犬鑑札でどうやって飼い主がわかるのかと思っていました。
毎年登録変更する、お役人さんは大変なことだ!!と思っていました。
でも違うんですね。
この番号は終世犬の個人情報が入った大事な番号なんですね。
しかも法律でこの鑑札はすべての飼い主が犬に装着する義務があるんです。

確かに国は犬に優しい番号札を作ってくれましたが、どのくらいの人がこの犬鑑札を犬に装着していますか?
ほとんどいませんね。
どうしてかしら?

そう

1.つけずらい。
2. 重そう。
3.犬種によっては大きすぎる。小さい。
4.ひっかかる。
5.歩きずらそう。
6.かっこわるい
など・・。

それでは、せっかくの迷子札にもなる犬鑑札の意味がないじゃないですか。

そこで、世田谷区(PDF 1.0MB)が、官民共同で新しい犬鑑札のデザイン計画をスタートし、
2009年4月から、今までの鑑札よりも一回り小さな、犬に優しい鑑札を作ってしまったのです。
その目的の中には、
犬の登録制度や犬を取り巻く社会情勢に関心を持ってもらい、よりよい犬との共生ができることを願っているからです。

素敵な話ですね。
詳しくは、「ただのいぬ」のHPへ。


犬の気持ちになってくれたかどうかはわかりせんが、この犬鑑札をつけていたら、
飼い主のもとを離れた犬たちも、
迷子になった犬たちも、必ずおうちに帰れるということなのです。
ということは、今現在たくさんの犬が動物管理センター(保健所)で飼い主の迎えを待ちながら、
やむなく法律のもとで殺処分されてしまう不幸な犬が、確実に減るっていうことなんです。

もし皆さんが、お役所からの犬鑑札が使いずらいなら、
せめて愛する犬猫に「迷子札」をつけた首輪をつけてください。

そうしていただけたら、犬のおまわりさんはしっかりとあなたの大切な犬猫をおうちまで届けてくれますよ。

♪困った顔してわんわんわんわ〜〜〜んわんわんわん〜♪
はなくなります。

お出かけの時は忘れずに。

放し飼いは、絶対やめてほしいんですが、もし放し飼いの犬猫を飼っている家族をご存知なら、
絶対犬鑑札か迷子札をつけるように伝えてください。
戻ってくるはずの犬猫が戻ってこないときは、センターに連絡か、
もうあなたの犬猫は虹の橋を渡ってしまうことも考えられますよ。
そんな悲しい結末にならないように、お願いします。

迷子札は忘れずに。

それが無理なら、マイクロチップ装着をお勧めします。

参考資料 ANAIS 「07年マイクロチップレポート」
       ANAIS 「07年マイクロチップレポート、各地域の詳細情報」



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